圷初級
ヒント:低い土地
あくつ
土と下を組み合わせた国字。川沿いの低い土地。地名に使われる。

国字とは、中国から伝わった漢字ではなく、日本で作られた漢字のことで、和製漢字とも呼ばれます。畠(はたけ)、辻(つじ)、峠(とうげ)、榊(さかき)、躾(しつけ)などがよく知られていて、多くは訓読みしかありません(働のように音読みを持つ国字もあります)。更新:2026-10-29
圷初級
ヒント:低い土地
あくつ
土と下を組み合わせた国字。川沿いの低い土地。地名に使われる。
杁初級
ヒント:水の取り入れ口
いり
用水の水を取り入れる口。日本で作られた字。
叺初級
ヒント:わらで編んだ袋
かます
わらのむしろで作った袋。日本で作られた字。
喰初級
ヒント:食べること
くう
口と食を組み合わせた国字。食べること。
榊初級
ヒント:神棚に供える木
さかき
木と神を組み合わせた国字。神様に供える木。
笹初級
ヒント:七夕に飾る小さな竹
ささ
竹と世を組み合わせた国字。七夕の飾りを付ける。
扨初級
ヒント:話を変えるときの言葉
さて
話題を変えるときの言葉を表す国字。
雫初級
ヒント:水のしたたる一粒
しずく
雨と下を組み合わせた国字。水のしずく。
躾初級
ヒント:礼儀作法を教えること
しつけ
身と美を組み合わせた国字。身を美しくするという意味。
辷初級
ヒント:足元がつるっと動くこと
すべる
しんにょうと一を組み合わせた国字。
杣初級
ヒント:木を切り出す山
そま
木と山を組み合わせた国字。材木をとる山や、木こりのこと。
辻初級
ヒント:道が十字に交わる所
つじ
しんにょうと十を組み合わせた国字。道が交わる所。
栃初級
ヒント:県名にも使われる、実でもちを作る木
とち
木と万を組み合わせた国字。とちの実はとち餅になる。
杤初級
ヒント:栃木の栃の別の字
とち
とちの木を書く別の字。日本で作られた字。
畠初級
ヒント:白と田を合わせた畑の字
はたけ
白と田を組み合わせた国字。水を張らない乾いた田のこと。
鋲初級
ヒント:画用紙をとめるもの
びょう
金と兵を組み合わせた国字。画びょうやリベットのこと。
柾初級
ヒント:生け垣にする木
まさき
木と正を組み合わせた国字。生け垣に使われる木。
枡初級
ヒント:お米などを量る四角い入れ物
ます
木と升を組み合わせた国字。量るための四角い入れ物。
麿初級
ヒント:昔の自分を指す言葉
まろ
麻と呂を組み合わせた国字。昔、自分を指した言葉。人名にも使う。
杢初級
ヒント:木目の模様
もく
木と工を組み合わせた国字。美しい木目の模様。
籾初級
ヒント:殻のついたままのお米
もみ
米と刃を組み合わせた国字。殻のついたままの米。
匁初級
ヒント:昔の重さの単位
もんめ
昔の重さの単位。「はないちもんめ」の歌でおなじみ。
瓧初級
ヒント:10倍の重さの単位
デカグラム
10グラム。日本で作られた字。
竍初級
ヒント:10倍の量の単位
デカリットル
10リットル。日本で作られた字。
遖中級
ヒント:見事だとほめる言葉
あっぱれ
しんにょうと南を組み合わせた国字。見事だとほめる言葉。
蛯中級
ヒント:名字に使われる海の生き物の字
えび
虫と老を組み合わせた国字。名字に多く使われる。
硴中級
ヒント:海の岩につく貝の一文字
かき
海の岩につく貝。日本で作られた字。
裃中級
ヒント:江戸時代の武士の正装
かみしも
衣と上と下を組み合わせた国字。肩衣と袴の組み合わせ。
椚中級
ヒント:どんぐりがなる木の国字
くぬぎ
木と門を組み合わせた国字。くぬぎの木。
粂中級
ヒント:名字に使われる字
くめ
久と米を組み合わせた国字。名字に使われる。
畩中級
ヒント:お坊さんの衣の字
けさ
お坊さんが肩からかける衣を書く字。日本で作られた字。
怺中級
ヒント:じっとがまんする
こらえる
心と永を組み合わせた国字。がまんすること。
梻中級
ヒント:仏前に供える木
しきみ
木と仏を組み合わせた国字。仏様に供える木。
椙中級
ヒント:まっすぐな針葉樹の別の字
すぎ
まっすぐ伸びる針葉樹を書く別の字。日本で作られた字。
躮中級
ヒント:息子をへりくだって言う字
せがれ
自分の息子をへりくだって言う言葉。
垰中級
ヒント:山の峠の別の字
たお
土と上と下を組み合わせた国字。峠と同じ意味で地名に使われる。
椨中級
ヒント:海辺の大きな常緑樹
たぶ
海に近い所に生える大きな常緑樹。日本で作られた字。
閊中級
ヒント:のどに物が引っかかること
つかえる
門と山を組み合わせた国字。ものがつかえて通らないこと。
褄中級
ヒント:着物のすそのふち
つま
着物のすそのふちの部分。
迚中級
ヒント:「非常に」と同じ意味の言葉
とても
しんにょうと中を組み合わせた国字。
椥中級
ヒント:神社に植えられる木
なぎ
木と弟を組み合わせた国字。なぎの木。
硲中級
ヒント:谷のあいだ
はざま
石と谷を組み合わせた国字。谷あい。
楾中級
ヒント:お湯を注ぐ柄つきの器
はんぞう
柄のついた湯を注ぐ器。洗面に使った。
梺中級
ヒント:山のすそ
ふもと
山のすその部分。林と下を合わせた日本で作られた字。
俣中級
ヒント:川や道が分かれる所
また
川や道が二つに分かれる所。地名や名字に多い。
毟中級
ヒント:毛を引き抜くこと
むしる
少と毛を組み合わせた国字。毛や草を引き抜くこと。
裄中級
ヒント:着物の背中から袖口までの長さ
ゆき
着物の背中の中心から袖口までの長さ。
閖中級
ヒント:門の中に水と書く地名の字
ゆり
門と水を組み合わせた国字。宮城県の地名に使われる。
竏中級
ヒント:量の単位の一文字
キロリットル
1000リットル。立へんで書く日本で作られた字。
籵中級
ヒント:10倍の長さの単位
デカメートル
10メートル。日本で作られた字。
瓰中級
ヒント:小さな重さの単位
デシグラム
10分の1グラム。日本で作られた字。
瓸中級
ヒント:100倍の重さの単位
ヘクトグラム
100グラム。日本で作られた字。
粨中級
ヒント:100倍の長さの単位
ヘクトメートル
100メートル。日本で作られた字。
竡中級
ヒント:100倍の量の単位
ヘクトリットル
100リットル。日本で作られた字。
瓱中級
ヒント:とても小さな重さの単位
ミリグラム
1000分の1グラム。日本で作られた字。
魞激ムズ
ヒント:湖で魚をとる仕掛け
えり
魚と入を組み合わせた国字。琵琶湖などで魚をとる仕掛け。
縅激ムズ
ヒント:よろいの板を糸でつづること
おどし
よろいの板を糸や革でつづり合わせること。
鵥激ムズ
ヒント:ほかの鳥の声をまねる鳥
かけす
ほかの鳥の声をまねるのが上手な鳥。日本で作られた字。
錺激ムズ
ヒント:金属の飾りの字
かざり
金属の細工の飾り。日本で作られた字。
鎹激ムズ
ヒント:材木をつなぐコの字の金具
かすがい
材木をつなぎとめるコの字形の金具。「子はかすがい」で知られる。
綛激ムズ
ヒント:糸を巻き取る道具
かせ
糸を巻き取る道具。巻き取った糸のたば。
鱇激ムズ
ヒント:深海魚の名の二文字目
こう
あんこうの「こう」を書く字。日本で作られた字。
鞐激ムズ
ヒント:足袋をとめる爪の金具
こはぜ
足袋などの合わせ目をとめる爪形の金具。
嘸激ムズ
ヒント:「きっと〜だろう」の意味
さぞ
口と無を組み合わせた国字。「さぞ」を表す。
聢激ムズ
ヒント:はっきりと確かに
しか
耳と定を組み合わせた国字。「しかと」は確かにという意味。
膵激ムズ
ヒント:消化液を出す臓器の字
すい
肉と萃を組み合わせた国字。膵臓の膵。
艝激ムズ
ヒント:雪の上をすべる乗り物
そり
舟と雪を組み合わせた国字。そり。
鵆激ムズ
ヒント:千鳥を表す国字
ちどり
行と鳥を組み合わせた国字。ちどりのこと。
鵇激ムズ
ヒント:朱色の羽の鳥の別の字
とき
朱色の羽を持つ鳥を書く日本で作られた字。
鞆激ムズ
ヒント:弓を射るとき腕につける道具
とも
革と丙を組み合わせた国字。弓を射るとき左腕につける道具。
噺激ムズ
ヒント:落語の話
はなし
口と新を組み合わせた国字。落語などの話。
鎺激ムズ
ヒント:刀身の根元の金具
はばき
刀の刃の根元につける金具。
鐚激ムズ
ヒント:質の悪い昔のお金
びた
質の悪い昔の銭。「びた一文」。日本で作られた字。
鮱激ムズ
ヒント:出世魚の一つ
ぼら
からすみの原料になる魚。日本で作られた字。
榁激ムズ
ヒント:ねずの木の国字
むろ
木と室を組み合わせた国字。
鑓激ムズ
ヒント:長い柄の武器
やり
金と遣を組み合わせた国字。やりのこと。
竰激ムズ
ヒント:100分の1の量の単位
センチリットル
100分の1リットル。日本で作られた字。
錻激ムズ
ヒント:薄い鉄板を一文字で
ブリキ
金と武を組み合わせた国字。ブリキのこと。
国字の多くは、二つの字の意味を組み合わせて作られています。畠は「白い田」=水を張らない畑、峠は「山を上り下りする所」、躾は「身を美しくする」=礼儀を身につけること、榊は「神にささげる木」という具合です。字の形を分けて意味を考えると、読みを思い出す手がかりになります。魚の鰯・鱈、天気の凩も国字です。
匁(もんめ)のような昔の重さの単位や、竏(キロリットル)、粍(ミリメートル)のように、明治以降に計量の単位を表すために作られた字もあります。辷る(すべる)、怺える(こらえる)、遖(あっぱれ)など、今ではほとんど使われなくなった字も国字の仲間です。どの字も日本人が必要に迫られて工夫した字だと考えると、読み方にも親しみがわいてきます。