難読漢字を覚えるコツ 読めるようになる5つの方法

難読漢字を覚えるコツ 読めるようになる5つの方法

更新:2026-10-16

海豚(いるか)、蜻蛉(とんぼ)、秋刀魚(さんま)。難しい漢字は、一度読み方を知ると「なるほど」と思うのに、しばらくするとまた忘れてしまう、ということがよくあります。でも、覚え方にはちょっとしたコツがあります。

このコラムでは、難読漢字を覚えるための5つのコツを紹介します。漢字のしくみを使う方法から、ことば遊びやクイズで楽しく覚える方法まで、すぐに試せるものばかりです。

1. 部首から「なかま」を見当づける

難しい漢字の多くは、部首(へん・つくりなど)がヒントになります。魚へんの字なら魚、虫へんの字なら虫や小さな生き物、木へんの字なら木や植物の名前であることが多い、というように、部首を見るだけで「なかま」の見当がつきます。

たとえば鯖(さば)や鰯(いわし)は魚へん、蝸牛(かたつむり)は虫へんです。かたつむりは虫ではありませんが、昔は小さな生き物をまとめて「虫」と考えていたため、虫へんが使われています。くわしくは虫へんの漢字のコラムで紹介しています。

2. 熟字訓は「ことばごと」覚える

海豚(いるか)や秋刀魚(さんま)のように、一字ずつの読み方ではなく、ことば全体に読み方をあてたものを熟字訓(じゅくじくん)といいます。熟字訓は、一字ずつ分けて覚えようとすると、かえって覚えにくくなります。

そこで、「海の豚でいるか」「秋にとれる刀のような魚でさんま」のように、字の意味とことばをセットにして覚えるのがおすすめです。意味のつながりがわかると、読み方を忘れにくくなります。熟字訓とはのコラムもあわせて読んでみてください。

3. 成り立ちを知って、読み方の見当をつける

漢字には、ものの形から生まれた字、意味を組み合わせた字、意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせた字など、いくつかの成り立ちがあります。とくに音を表す部分がある字は、その部分から音読みの見当がつくことがあります。成り立ちの4つの種類は、漢字の成り立ちのコラムで紹介しています。

4. 覚えた漢字を「使って」みる

覚えたことは、使うと忘れにくくなります。漢字も同じで、読めるようになった字を、自分の書く文章や作品の中で使ってみると、ぐっと記憶に残ります。たとえば、物語のキャラクターの名前や、ハンドルネームに少し難しい字を入れてみるのも一つの方法です。

名前や作品に使う言葉を探すなら、「そうさくことば図鑑」が役立ちます。かっこいい苗字や漢字一文字、四字熟語などを、読み方と意味つきで探せます。

地名も、使って覚えやすい漢字の一つです。放出(はなてん)や我孫子(あびこ)のような難読地名は、旅行や地図で見かけたときに思い出すと、記憶が定着しやすくなります。地名と同じように、地方によって言い方がちがうのが方言です。全国の方言を集めた「ほうげん図鑑」では、同じ意味のことばを全国で比べることもでき、ことばの読み方・言い方のちがいを楽しめます。

5. クイズやことば遊びにして、人に出す

いちばん楽しく覚えられるのは、人に問題を出すことです。「これ、読める?」と家族や友だちに出してみると、答えを説明するうちに、自分の記憶もしっかりしてきます。当サイトの印刷できる漢字テストを使えば、紙のクイズとしても出せます。

漢字クイズのあとは、ことば遊びで頭をやわらかくするのもおすすめです。「なぞなぞ図鑑」には、ダジャレやかくれことばなど、ことば遊びのなぞなぞがそろっています。

漢字以外の知識もいっしょに出し合いたいときは、「クイズ図鑑」が使えます。一般常識や雑学のクイズが答えと解説つきでそろっていて、みんなで遊べるクイズ大会モードもあります。

クイズの答えや結果をメッセージで送るときは、顔文字をひとつそえると、やりとりがもっと楽しくなります。「かおもじ図鑑」では、気持ちや場面ごとの顔文字をタップでコピーできます。

ひとりで覚え続けるための工夫

漢字の勉強は、一度に覚えるよりも、少しずつ続けるほうが身につきます。とはいえ、ひとりで続けるのはなかなか大変です。

通信制大学や資格の勉強を独学で続けてきた爾子さんのブログ365日計画の「独学が続かないときは?モチベーションを維持するために実践した7つの工夫」では、勉強の進み具合を目に見える形にする、分からないところはいったん飛ばす、計画を定期的に見直す、といった工夫を、ご自身の経験から具体的に紹介しています。覚えた漢字の数を記録したり、読めなかった字をあとに回したりと、難読漢字の勉強にもそのまま使える考え方です。

子どもには「読書の入り口」から

むずかしい漢字に出会う場面をふやすいちばんの近道は、本を読むことです。ただ、子どもに本を読む習慣をつけるのは簡単ではありません。

3人のお子さんを育てるFPのかずーむさんのブログお金と子育ての相談室(みんなの部屋)の「【子どもが本を読まない…】ゲーム好きでも読書習慣がついた“意外な方法”とは?」では、子どもが本を読まないのは本がきらいだからではなく、本が難しすぎる・読書が義務になっているといった「入り口」でつまずいているからだ、と整理しています。好きなことから入り、「読めた!」という小さな成功をつみ重ねる考え方は、漢字の勉強をやさしい問題から始めるときにもそのまま役立ちます。

まとめ:しくみで覚えて、遊んで忘れない

難読漢字は、部首で「なかま」を見当づけ、熟字訓はことばごと覚え、成り立ちから読み方を考えると、ぐっと覚えやすくなります。そして、覚えた字は使ってみる、人に出してみる。この2つで、覚えた読み方を忘れにくくなります。まずは初級の難しい漢字から挑戦してみてください。

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